RORO船の火災事故で商船三井がポルシェを提訴

2022年2月に発生した火災で沈没した RORO船「FELICITY ACE」の件で、商船三井が独高級車ポルシェに損害賠償訴訟を起こしたことがわかりました。自動車運搬船の火災は積み荷の電気自動車(EV)の電池が原因だったと判断したとのことのようです。

相次ぐ電気自動車(EV)のバッテリーを原因とした火災で、RORO船、コンテナ船ともに電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド車の輸送を引き受けないスタンスをとっており、日本から電気自動車(EV)を輸出することが難しい状況にあります。電動アシスト自転車などバッテリーを含む商品を輸出するケースでは、輸送の可否の判断で船会社から安全データシート(SDS)の提出が求められますが、メーカーの立場では日本国内での使用を想定しており安全データシートを発行してもらえないことが多いです。海外の取引先からの依頼でバッテリーを含む商品の依頼を受けることがありますが、物流の観点から考えると輸出が難しい商品になるかなと思います。


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